ももん

ブラッド・オレンジのももんのネタバレレビュー・内容・結末

ブラッド・オレンジ(2021年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

小さなダンスコンテストで多様性などを理由に様々な議論を行い予選通過者3組決めるのに紛糾する審査員達の様子からストーリーが始まり、社会風刺のブラックコメディってこんなのがずっと続くのかよって最初観るの辞めようとしたけど、

忖度による予選通過者の老夫婦は日本円にして1000万以上の借金があり、子供達に相談できず家を差し押さえられる寸前。

フランスの経済政策を左右させる割とクリーンな財務大臣は本人も知らなかった忘れていた様な隠し財産が発覚し、マスコミに漏れない様にブレーン達に釘を刺されて、パンクした車の修理に辺鄙な家に?ハンマーを借りに訪ねたらゲイ?変態?の住人?居直り強盗?に外務大臣とバレてAFされて国会議事堂の前みたいな所に放置される。

初体験間近で浮ついてた少女は初体験後の帰りに変態に拉致され監禁され性的暴行を受ける。そしてー

この変態とAFの変態が実は同一人物で外務大臣と若い女性の性交後の様な写真を世間に晒す計画なのかもと思って観てたがその辺りは不明、多分違うが結末的にありえたかも。フランスの俳優の顔は判別し辛いし外見変えたらあってもおかしく無いと邪推しながらみてた。

それぞれの結末も含めて社会風刺の効いたドラマで少女の狂気性も十分理解できるし良いストーリーだった。

特に子供の負担になりたく無いと親しい子供達にも借金の事言えずに心中してしまう老夫婦は実在してもおかしく無い。
ももん

ももん