かめしゃん

ブートレッガー 密売人のかめしゃんのレビュー・感想・評価

ブートレッガー 密売人(2021年製作の映画)
5.0
モントリオール
ケベック州 アルゴンキン
居留地

30000年の先住民の歴史
200年の入植者の歴史

西欧諸国の無自覚の暴力、に関心があるので興味深く観た

酒の密売人がひとり悪者になって終わったが、実は一番最初は、村人側から酒を仕入れる事は出来ないか?というところから始まった、という感じもする そういう雰囲気がある

一方で、先住民族的なアイデンティティもぐらつきが見られ、聖なる先住民族の歴史を誇りつつ、西欧化の受け入れを免れることは不可能であって、酒の誘惑を自ら断ち切れないくせに禁酒法を維持しようとする欺瞞と、保守的な集落の自治には腐敗の気配も満ちている

投票は一見民主主義的だけど、本当のところはどうなんだろう、とか思ったりもした それも西欧的な同化、という気もしてしまうが、既に純粋な先住民族的な生活は失われているので、折衷案として若者が自発的に変化をもたらそうとする姿は希望なんだとは思う

・興味深いツイッターリンクを見つけたので共有
 ・ビーバー戦争
 ・フレンチ・インディアン戦争
https://twitter.com/rUyaCVtIiRxgC9M/status/1190987399502815233?t=JSidBvwlTPiTmXtXs0WqQg&s=19

・ディカプリオの「レヴェナント」も、先住民族と入植者の関係が出てくるので、自分の中で関連付けした
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