【リフト？笑】
※ Netflix作品
「アーガイル」よりこっちの方が面白い気がするのは僕だけなんだろうか。
この作品でも匂わせているように、テロを起こしてターゲット企業の株を空売りして大儲けするなんてストーリーのクライムサスペンスもあったと思うが、実はこうしたならずものの行為に対する世界のレジリエンス（強靭性や弾力性）はかなり増していて、ストーリー自体が陳腐化する傾向もあるように思える。
中東があれだけ混乱していても、原油価格の上昇がさほどでないのは、そんな世界のレジリエンスの要素も大きい気がする。
（以下ネタバレ）
この作品は、昨今のNFTから始まって、コロナによる経済停滞を防ぐための世界的な大規模金融緩和や物流の混乱、物不足を背景にした超インフレでにわかに注目を集めた”金”の強奪をコアなストーリーにしている。
更に、ステルス”魔改造”のスーパージェット機や、ハッキング、アクション、そして、ベタ（笑）なすり替え作戦などを配置してハラハラさせたり、最後の痛快な結末に導いていると思う。
タイトルの意味は最後の最後で分かるようになっている…ってのもネタバレかなあ。
Netflix作品は低評価の傾向がいつものように高い気がするけど、僕は面白いと思いますよ。
