クマシバ

ダムゼル/運命を拓きし者のクマシバのネタバレレビュー・内容・結末

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

貧しい国の姫が金持ち国の王子と半ば身売りのように結婚することになってドラゴンの生贄として奈落に落とされるという酷い冒頭でさすがに主人公がかわいそすぎ…と思う間もなくドラゴンに追われつつ迷路のようなダンジョンを攻略し始める主人公。
何世紀にもわたって同じ場所に捧げられて来た他国の姫たちの闘いの記録が洞窟の壁に描かれていて…という激熱展開。これは出られただろ!と思ったらダンジョンの外は雪が降る崖の上(姫はほぼ半裸)だったりとアップダウンがけっこうあって楽しい。

子供を3匹全員殺されたドラゴンの憤怒で毎年王族を3人捧げなければならなくなったという話だが、その年はともかく熱冷めて来た数世紀の間「あれ?まだ王族絶えてないな、おかしい」と感じないか?さすがに考える暇あったやろ?とは思った。

エロディは本気で剣を交わした相手とは親友的な感じでドラゴンと懇意になったようだし悪い王族はエネ王子まで全部滅びたし、国が栄えまくるんだろうな~と安堵のハッピーエンド。
隣国が領土広げたいとかで戦争始めようとしても「そういえばあそこドラゴンおるやん…やめよう」となるだろうしほぼ無敵では…やはりファンタジー作品のドラゴンは強い。あんなのと正面切って戦って勝ったエロディのメンタルが一番強いというオチ。面白かった。
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