ゆかちん

ペイン・ハスラーズのゆかちんのレビュー・感想・評価

ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)
2.8
クリエヴァとエミリー・ブラントなので見てみた!
中身はなかなかハードというのか、こういう問題てどうにかならんのかなぁ〜根本解決は難しいんやろかなぁ〜と唸って重くなった。
見せ方は、他にもある「社会問題となった実話に基づく話」みたいに、カラッとしてたんやけど。

アメリカのドラッグ依存問題や健康保険制度の不備、そして、利益のために不正に手を染める製薬会社のモラルの無さを問う社会派な作品でした。



職を失ったシングルマザーのライザ(エミリー・ブラント)は、ピート(クリス・エヴァンス)という製薬販売員との出会いをきっかけに、経営難の製薬スタートアップ企業に就職する。
おかげで家計は上向きに転じるが、ライザは危険で不正な金儲けの陰謀に巻き込まれ、倫理的に疑わしい道へと足を踏み入れていくことに…。



2018年、バデュー・ファーム社がオキシコンチンを依存性や常習性が低い安全な末期ガンの鎮痛剤であると積極的に広報・販売したことで広まったものの、オキシコンチン依存になった人々がより安いヘロインやフェンタニルに手を出し麻薬依存症者が増えてしまった「オピオイド危機」から着想したよう。

辛い人たちのために鎮痛剤としての必要性はあるとは思う。
でも、用法容量や処方するのに適する人かどうか、それをきちんと守らなければならない。
そこに、私利私欲・金儲けが絡んでくると、本来の目的から外れていく。
せっかく研究者が良かれと思って開発しても、出発点が倫理的に正しいものであっても、金儲けになると考えられると、悪用されて人々を苦しめることになる。
実際に亡くなった人に直接手をかけるわけではないから、罪悪感は薄いのだろうか。。


ただ、胡散臭いもの売る人たちも含め、そこで販売する人たちの中には、自分たちの生活が苦しくてどうしようもない人たちもいて。
背に腹はかえられぬ状態というか。倫理的に引っかかっても、止められないというか。
そこなんとかならんのかな〜ってなるね。

クリエヴァや社長みたいに、倫理観バグって金儲けしか目にない、どうしようもなくガメツい人たちは救いようがないけど。


エミリー・ブラント、プラダを着た悪魔ばりに色んな服着て綺麗やった!
ストリップで働くところからバリキャリスーツ、華やかなドレスまで。
素敵やった!ちょっとドギツイけどw
スタイルええな〜!

そんな華やかさもありつつ、
・不正に加担して成功への道を登る貪欲さ、なんとしても子どもとととにsurviveするハングリー精神、成り上がり精神
・自らが加担したために過剰摂取で死亡者が出た…しかも、知ってる人もその中に…罪悪感に悩み自首して真っ当な道を歩み直そうとする良心
この同居と変化。
娘や母のことなど、複雑な内面をスパッと演じるエミリー・ブラントでした。



クリエヴァ、キャプテン・アメリカ後はクソ野郎多め笑。
今回もクソ野郎やったな。
あと、キャプテンやる前の若い頃やってたチャラ男で笑。
髪型なんか良かった。
てか、クリエヴァのラップwww


相手クリエヴァやのに、相手エミリー・ブラントやのに、お互い恋人にはならんかってんなっというのも良いかも。
仕事仲間として一目置く相手やったんやろか。まあ、最後は離れたけど。

アンディ・ガルシア、キャサリン・オハラと、ベテラン勢もいい感じ。
娘さん役の人も可愛かった!




うーむ。
資本主義の悪いところなんやろかね。
モラルって大事!!
そこを育てないとあかんよね。
でも、モラルとか言うてられへん環境に置かれている人がいるのも確か。
むううう。

日本も医療大麻がどうこうという話が出てますが。
某大学で大麻所持とか出てますが。
これからどうなることやら。。
ゆかちん

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