ライトな感動に帰結するはずの家族愛をコミカルに描いているので、コメディアンの仕事が左右したようです。
日村勇紀のキャラクター・コント力だと残念ながら本作では何とかお芝居が成立しているレベルのようです。
とても人間味のある好きなタレントなのだけれど、伊藤沙莉、柄本時生両俳優との掛け合いが見せ所なので、どうしても力量の差が出てしまい、ソコだけ冴えないお笑い番組に見えてしまうのでした。
狙いなの？
二人の演者とのバランスがギリギリ崩れずに映画になっているのは
中村倫也の安定感に尽きるのかと。
荒唐無稽なストーリーに感動するのには、はやり演技で魅せて欲しい。
