あつぼう

宇宙人のあいつのあつぼうのレビュー・感想・評価

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)
3.1
23年もの間、家族になりすましていた真田家4兄弟の次男・日出男。その正体は人間の生態を調査しに地球へ来てた土星人。その日出男が地球を離れ土星へ帰る日がやってきた。日出男との残された時間は3日間。その3日間を面白おかしく描いいてる映画でした。
まず23年間も一緒に暮らしていた兄弟が土星人やったのに、他の兄弟が簡単に受け入れすぎてて驚いた。まぁ~それぐらいユルユルの映画ではあるので割り切りが必要だと思います。
特に回想シーンなどは、若い俳優を使う事なく何のメイクもせず、そのままで学生服を着てるだけって面白かった。バナナマン日村さんの回想シーンは違和感がありまくって逆に笑えました。
全体を通してユルい映画ではあるのですが、所々にしっかりとメッセージがあって地味に感動させられました。時には喧嘩をしても兄弟っていいものやなって再確認させていただきました。
焼肉屋を経営してるので、焼肉が美味しそうなのは当たり前なんですが、家族で食べる朝食の納豆が美味しそうに見えて納豆が食べたくなりました。
中村倫也さんが土星人の次男を演じてるけど、時々こめかみに指をあてて超能力を発揮するぐらいで土星人感ゼロでした。こめかみに指を当てて超能力って昭和の特撮映画みたいでした。
観る人を選ぶ映画ではあると思うけど、良くも悪くもユルユルな邦画でした。
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