ショートフィルムの良さは
短いがゆえの
メッセージ性のストレートさだったり
異質な世界体験の手軽さだったり
いろいろとありますが。
”人に勧めやすい” というのも
大きな魅力だと思うんですよ。
今作は
母親を亡くしたことで
家族とぎくしゃくしてしまっている人に
そっと差し出せるような一本。
21分なので
「暇なときに観てみて」って
言いやすいです。
両親役のお二人
特にお父さんは
さすが名バイプレイヤー、
不器用な父親の演技にぐっときて
思わずもらいかけました。
娘役のヒロインがなんとも
まだまだ若々しく
広大な伸びしろを感じさせる演技のため
「すごくよかった」は
付け足しにくいんですけれども。
ラストで
きれいにまとめようとしすぎないのも
短編として好きです。