Kapporiya49

終わらない週末のKapporiya49のレビュー・感想・評価

終わらない週末(2023年製作の映画)
4.0
キャストが豪華なだけでなく演技演出も素晴らしい。
特にマハーシャラルハシュバズ・アリ(書きたいだけ)とイーサン・ホークがケヴィン・ベーコン演じるキャラクターに゙お薬ちょーだい交渉するシークエンスは見応えがあった。

内容はと言えば、自分がアメリカ人だったらワクワクするか、もしくはワクワクを通り越して呆れるかという微妙なラインで進む、陰謀論を思考実験するかのようなパニック映画。

また、2023年末に゙テスラの大量リコールがあったが、この件が本作の内容に絡んでいるという時事性の高さも本作の面白さで、コレを3ヶ月後6ヶ月後に゙観てもまた違った観え方に゙なるかもしれない。

簡潔に言えば、今のアメリカ国内の政治的な分断がどんどん激しくなる状況はヤバいぞ!という警告と言える作品ではある。

しかし、本作を観て本当だったらこれほど恐いことは無いなと思ったのは、マハーシャラルハシュバズ・アリさんが説明した、ある種の特別な情報に゙アクセス出来る人々はいるけども、裏で全てをコントロールしてる人々なんて居ないんだよって話。
コレが本作の最後に繋がるし、実際のところコレが真実なんじゃないかとも思った。
Kapporiya49

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