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終わらない週末のkureaのネタバレレビュー・内容・結末

終わらない週末(2023年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

年明け前に完走するつもりが
今日完走。
気味悪いし訳分かんないし
なんか終始ドキドキハラハラ
何が起こるか、何が起こってるかすら
分からない恐怖感があって
妙にリアルでもあった。

作品全体としても終わり方も
タイトルそのままな印象でした。
大人は息子さんのような
身内にピンチがあったりすれば
それをなんとかしようとしたり
今の現状がどうなってるのか
分からない状況下では
とにかく今何が起こってるのか、
自分たちの命を守るためにも
情報を得ようとするけど
その反面、
子供は自分の中に欲求があれば
そっちに心が動くから
あんな状況でも
とにかく自分が欲しかったものを
見つけられたらそれを楽しもうとするし
それで言ったら
生活に必要なものが揃う場所で
あのまま過ごして
ふとした時に家族を思い出せば
あのまま待ち続けるかもしれないし
もしくは探しに外に出るかもしれない。
だけど思い出したその時には
その家族たち死んでるかもしんない。
アマンダやクレイ、息子や黒人の親子、
その彼らのその後も描かれず
結末なしに終わったけど
あのまま元いたところに
戻るかもしれないし
家族を探す、
あるいは待ち続けるかもしれない。
車で出かけた男3人は
本当にシェルターに向かうかもしれないし
一方女2人もあのまま娘を探すか
元いた場所に戻るか、
そしてみんなバラバラになってしまうのか
また元いた場所に集まるのか、
そんな答えの無さと
この後どうするのかの分からなさが
現実的だった。
終わりの見えない、
そもそも何が起きてるのか
分かってないからこその
終わりがあるかも分からない状況が
タイトルにある
終わりのない週末に繋がってしまう事態に
発展してしまった世界なのかなと思った。
それこそその終わりのなさがリアル。

見てて最初は
年明け前に観た
"ノック 終末の訪問者"のような
雰囲気や印象も感じたりしたけど
この作品は
今どこで何が起こるか分からなくて
どこで何が起きてもおかしくない
現代にも通ずる部分のある作品だな
と感じました。
現実でも年明け早々
いろいろあったから
少しちょっとタイムリーな
タイミングで完走してしまった感もある。
今ある日常や平和は
当たり前じゃないから
何かあった時のことも考えて
過ごして行く必要があって
これからの時代もそんなふうに
なってしまうのかな。
こんなふうに少し考えさせられる点も
ありました。
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