都会をちょっと離れて、バカンスに来た家族。ピーチでゴロゴロしていたら、タンカーが砂浜に向かってくるところから始まる。次にネットが使えなくなる。真夜中に見知らぬ親子が訪ねてくる。
断片的に入ってくる不確かな情報、人のいない出られない街。
直接的に怖い映像はほとんどないけれど、終始不穏な音楽が流れ、正月の地震や飛行機事故などの現実と妙にリンクしていて、どんどん不安な気持ちになる。
歯が抜けるとか（理解できないように効果的に）地域により違う言語のビラがばら撒かれるとか地味に怖い。
私たちは情報を遮断すればすぐにパニックに陥れることができる。
なんとも言えないホラーさが癖になり、友達にも勧めたりしてた。
グリーンブックで認識したマーシャラ・アリが今回も知性と気品があり素敵だった。
ところで、主人公のお父さんが街を走っていてやっと見つけた人がスパニッシュで言ってることが分からない、という怖がらせポイントがあるんだけど、あれはスペイン語圏では別の言語で吹きかけられてるんだろうか。分かったら怖さが増すのか減るのか。
年始早々、ふーん、Netflix面白いじゃんって思えて良かった。
