この不安を煽る演出の数々は楽しい。自分なりにこうなるのではって考察しながら鑑賞したけど全然違うかった。全く何が起こっているのか先が読めない展開と謎の親子の登場で不安は募る一方。
タンカーが海岸に突っ込んでくるシーンからして何かとんでもない事が起こっていると思わせてくれるけど、それが何かわからないのがもどかしい。
テロなのかウィルスなのか、アメリカが攻撃されているのか全く情報を与えないのがこの映画の巧みなところ。情報化社会で情報がシャットダウンされると人間というのは不安の塊になるのが良くわかる。
何が起こっているのかわかった時の衝撃と、その方法には驚くばかりですが、実際にこういう方法ならって思わされました。
イーサン・ホークとジュリア・ロバーツが夫婦役を演じてるけど、２人とも演技に渋みが加わって、改めていい役者さんやなぁ～って思った。
シャマラン監督の映画が好きな人にはハマりそうかな。
