このレビューはネタバレを含みます
アニット・ベニング
ジョディ・フォスター
ダイアナ・ナイアドの実話を元にした映画。
それなりの年齢で海峡を何度かの挑戦で泳ぎ切った女性の特集を何かの番組で見たけど、名前も忘れてて、この映画で、この人だ!と。
この映画は、少し前にジョディ・フォスター、最近見ないなぁと思い、何か映画に出てないかと検索したらヒットし、Netflixで観れるのを心待ちにしていた。
アスリートの信じられないような追求が好き。
(例えば、ウルトラマラソンランナーのスコット・ジュレクさんとか、アルパインクライマーの平出和也さんとか)
五回目で177kmキューバからフロリダ州を泳ぎ切ったらしいが、こういう挑戦は何度もできるものではなく、長距離になるほど、失敗するとダメージも強い。でも、学ぶことはもっとたくさんあるだろう。
誰にでもできることではなく、下地は必要だけど、その上で不屈の精神と体力、自分を強く信じる力がある人が達成する。
35年かかったということは、最初は若かったからできる!と思っていただろう。しかし、35年かかって64歳で達成したのだから、年齢ではなく、熟練と経験によるものだ。
だから、歳をとってできないと諦めるのは早いということ。病気にならずに生きていたら、挑戦はできるということ。(その上限はそれぞれ個人によるが)
166kmの挑戦が177kmになったということは当初のルートより逸れたってこと。
最後に今までのルートが示されるけど、失敗した4回は結構逸れてしまっていた。
クラゲとサメの恐ろしさ。
ゲージなしで挑むというのもナイアドには重要だった。(ゲージがあると推進力において手助けになると言われているから)
“夢を追うのに決して遅くはない”
限度はあるだろうけど、中年ならまだまだ若い!挑戦はできるのである。
元気になる映画だった。