出来の良いフィクションでしたが、主人公ナイアドの人間性にまでは手を加えなかったようです。
1番の残念ポイントは 補助なし を強調していたが実際は ケージなし の補助ありであったことです。オープンウォータースウィムの規定上はナイアドの記録も 補助あり に分類されています。それどころか記録自体が不正と規定違反で抹消されているではないですか…
伝記作品は、それがドラマチックで面白ければ面白いほど事実でない事柄も事実かのように受け取るひとが出てくるので、ある程度の知識をいれておくのは大切なことだと思います。
エンドロールで 彼女はストーリーを誇張して歪める とは言われていましたが、それならばことの顛末も視聴者に教えるべきなのでは!?
フィクションとしてはスポコンもので綺麗にまとまっていて、非常に完成度の高い作品でした!