最後には皆死ぬ
あまりに早く
あなたは何をする気?
一度きりの貴重な人生で
by メアリー・オリバー(詩「夏の日」から)
"水の神の精霊"の名をもつナイアドは、60歳にして再びマラソンスイミングに挑戦する。
しかも、"水泳界のエベレスト"フロリダ海峡横断に!
28歳で失敗してから30余年の時を経て再び挑戦を決意する。
170kmにおよぶ水泳距離
激しい海流と風
サメや毒クラゲの恐怖
そして4度の失敗
それにもめげずに挑戦を続け、5度目の挑戦で偉業を成し遂げる。
この時64歳!
恐れ入りました。
その強靭な肉体はもとより、その精神力に。
・絶対に諦めないこと
・夢を追うのに年齢なんて関係ないこと
・(マラソンスイミングは個人ではなく)チームスポーツであること
ナイアドに教えていただきました。
自尊心が高く尊大なナイアドに巻き込まれたいとは思わないが、彼女の強烈な生き方に勇気をもらったのは確かだ。
一度きりの貴重な人生
自分のやりたいことをやり抜く勇気と挑戦が人を輝かせるのだ。
"ダイヤモンドも元は石炭の塊"
石炭をダイヤモンドにするには、強い力で磨き続けなければならないのだ。
肉体と精神の力で、強く強く。
決して諦めず、年齢を言い訳にせず、人の力を借りることも忘れずに。
じゃあ、あなたは何をする気?
最後はそう自分に問いかけられた気がする。
余談
ずっと観たかった映画
Netflixでやっと観ることができた
(やっぱり映画館で観たかったけれど)
ナイアド役のアネット・ベニングは、アカデミー賞主演女優賞ノミネート
コーチ役のジョディー・フォスターは助演女優賞ノミネート
納得の二人の演技バトルです。
2人の友情が熱い!
そして演技はもとより肉体づくりがハンパないです。
限りない俳優魂を感じます。