あちぴろ

ギリ義理ファミリーのあちぴろのレビュー・感想・評価

ギリ義理ファミリー(2023年製作の映画)
3.6
ちょっと待て、なんだこのダサダサ邦題。
ネフリでは「アウト・ロー」だったのに、この「ギリ義理ファミリー」って。
2〜3周回ってからジワるわ!笑

メジャークラスのキャストでとんでもないおバカ感の溢れるドタバタコメディを真面目に演じてました。

アダム・ディバイン演じる銀行支店長のオーウェンは恋人パーカー(ニーナ・ドブレフ)と結婚間近。パーカーの両親と会ったことがなかったが、いよいよパーカー曰く「変わり者」の両親と会う事に。
そんな矢先、オーウェンの銀行に強盗が入る。頑丈に作られた金庫のはずが簡単にパスワードも認証も破られてしまう。ふと前夜に義母にその話をした事、義父のつける香水の香り、足を踏んでしまうことなどが思い出されてまさか義理の両親が銀行強盗犯では?と疑い始めるが…


ピアース・ブロスナンとエレン・バーキンの両親!!!
キャラ濃すぎるw
エレン・バーキンはかなりお歳を召されましたが、相変わらず独特の美しさ。1954年生まれの上映当時69歳て!スタントなのは間違いないけど、動きはまだまだ若々しい。「シー・オブ・ラブ」以来じゃないかしら自分が観たのは。「オーシャンズ13」にも出てたみたいだけど全く覚えてない。笑
007の5代目というくだりも織り交ぜながらのピアース・ブロスナンもカッコよかった。「ブラックアダム」でも存在感バリバリだったし、かっこいい歳の取り方してるよねぇ。
そして、あのしゃがれた声の持ち主、マイケル・ルーカー!ちょっとかなり歳を取ったのか声のしゃがれ感もどっしりとした体格もやや痩せてる感じがする。
ヨンドゥ、メルルとは全く違うちょっと鈍臭いFBI捜査官という。

この3人だけでも1本の映画出来そうなキャスト。
真面目におバカな映画を楽しんでる感じがとても面白かった。
アダム・ディバインのシュレックはもうまんまな感じだし、ラストの手錠はめて3組のダンスは爆笑🤣
オーウェンの両親もかなりのぶっ飛び感あったよね、乱行パーティ話とか引くわw

きちんとガンアクションもあるし、地味にほんわかするし、何より頭空っぽにして笑える。
ローレン・ラプカス演じるフィービー・ケイツの「母乳」のくだりもジワる。笑

やや下品な笑いのところもあるけど、アメリカ人とかはこういう笑いが好きなんだろうね。そりゃ、とにかく明るい安村がウケる訳だ。笑
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