インド映画は基本的に楽しくて、歌やダンスが賑やかなイメージで【バジュランギおじさんと、小さな迷子】なんかは特にお気に入りだ。
しかしフィクションとはいえ、一般のインドの現実世界とはかけ離れ過ぎている様な違和感は拭えない。
ではインド系イギリス人はインドをどう描いたのかといえば、下町の香辛料とすえた臭いが感じられるところは良いが、ハイエンドの悪人達の描写が、コカインと酒とluxury brothel で全くジョン・ウィックと変わらないのは残念だ。
ただ単に、私の知っているインドが古いだけかも知れないが。
ハヌマンに関しては何故か幼少の折、太陽に挑んで神の逆鱗に触れ落下する、神の使いのサルの話の絵本を持っていたので知っていた。
劇中でヒジュラの一人が演奏していたタブラは、バラナーシでシタールとの合奏を何やら狭い部屋で聴く機会があったが、確かにハシシなどでMeditationするには、うってつけの良いグルーヴを奏でると思った。
ビートルズも感化されてたし。
アクション、特に近接戦闘に関しては、流石のジョン・ウィッククルーだと思ったが、クライマックスシーンは、無論上手だからだろうけど、何故か顔を黒く塗った中国人スタントマンが多くなかった?