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被害者が容疑者となるときのiSATOHのレビュー・感想・評価

被害者が容疑者となるとき(2023年製作の映画)
4.0
ぼんやり当てにならない個人的な感覚かもしれないが、この映画の舞台アメリカの状況(ここでクローズアップされる警察の姿勢とそのカウンターとして機能したメディアなど)を「1ヤバ」(1ヤバはあくまでベンチマーク)という単位(数値が増えるだけヤバさが増えることとする)とすると、日本は100ヤバくらいだろうか(コレも当てにはならないが、個人的に感じるこの数値の指標をもう一つ挙げるとすると中国が日本と同率の100ヤバくらいだろうか。ヤバいの方向性がやや異なるようにも思えますが)。
この映画の中で自白を引き出すテクニックのヤバさを取り上げる箇所があるが、日本が完璧に自白偏重主義。
また、この映画では普通に警察署での取調室でのやり取り動画を見れるが、日本では録画自体されない(されていても全てではないという運用)か、録画されていてもメディアが入手することは出来ないだろう。

今、日本で起きているあれやコレの問題を考える上でも良い映画なのではないかと思います。
どちらに肩入れするとかいうことでは無く、まず、例えばあの有名人(もしくはあのデカい組織)と被害を訴えた人たちの立場には決定的な非対称性があります。その認識が必要に思う…今日この頃。
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