めったに観ないラブロマンス。出会いは運命的でもお互いの話や気持ち、気が合うかに焦点を当てているので凄く好感が持てるし、あり得そうで楽しかった。勿論、あんな短時間じゃ相手の本質なんて解んないけど、解ろうとする姿勢が良かった。そして、オリバーのお母さんのパーティが素敵だった。観て良かったです。
父の結婚式の為、ロンドンへ行く予定のハドリーは、予定の便に乗り遅れ、次の便に。偶然乗り合わせた青年オリバーと出会い、意気投合し、2人は恋に落ちますが、空港で離ればなれになってしまった。オリバーがくれた電話番号がスマホに保存出来なくて、諦めかけますが、会話の記憶を便りに会いに行くのでした。
ネタバレ↓
オリバーに会いに行くと、肺がんで余命僅かな母が生前に皆からのメッセージを聞きたいのと自分も感謝を伝えたいとの事で開いたパーティをしていました。オリバーの話から、お母さんが亡くなったと思っていたハドリーは驚きますが、悲しみを隠しているオリバーの力になろうとします。が、喧嘩して帰ってしまう。荷物を忘れたハドリーを今度は、オリバーが追いかけて、ハッピーエンドって言う王道で捻りは全く無し！
2人が自然で、完璧じゃないので、応援したくなるストーリー。オリバーのお母さんのパーティは、私も死期が迫ってたら、真似したいと思える素敵パーティでした。死期がわかっていたら、元気なうちに皆にお礼を言って楽しんでお別れしたい。支えるお父さんも格好良かった。
オリバーは、お母さんの死をハドリーと共に乗り越えた様子だった。
夢物語っぽいけど、実は現実的なのが良かったです。出会って恋に落ちる映画「え？どこを好きになったの？」ついて行けない…。みたいのは良くあるけど、これは短時間で2人を上手く描いていたと思います。理解しようとする姿勢が好みでした。こう言うラブロマンスなら、観れる。
