今年のアカデミー賞は本作のブラッドリー・クーパーとキリアン・マーフィーの一騎打ちか・・・。
助演部門では奥さんを演じた、キャリー・マリガンも助演女優賞でノミネート、メイクアップ賞では「チャーチル」でアカデミー賞を受賞したカズ・ヒロ氏が名を連ねる、一流の布陣で製作された。
撮影賞のノミネートは最初びっくりしたが、
冒頭からその訳がわかった。確かに。
本作は多様な活躍をしたレナード・バーンスタインという実在の指揮者の伝記映画。
「伝記映画は本人に詳しくないと結局そんなに楽しめない」というのがここ最近で確立したセオリーだが、本作はその作りの高級さから本人のことを全く知らなくてもある程度入り込めたのが印象的だった。
劇中音楽から撮影、演技まで高級感の強い作品だ。
まあただ結局は本人の人生史をそんなに知らないので、楽しむのにも限度はあったが今年のアカデミー賞の予習には十分楽しむことができた。
ブラッドリー・クーパーは今後も監督として活躍してほしい。
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