抹茶マラカス

マエストロ:その音楽と愛との抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.6
ブラッドリー・クーパーが主演・監督でレナード・バーンスタインを。すっごいイーストウッドっぽいとこが見られてさすが師弟関係だなーとは思った。
ただ、至高の天才指揮者の私生活の事情にまるで興味がないので基本的には「ふーん」で済んでしまった。勿論、夫婦という関係の中にあったのが愛なのか、信頼なのか、バーンスタインの中にあったのはなんなのか。そういう描き方は分かりますし、上手くやってるなーとは思うんだけどバーンスタインのメイクで老化していくのを表現するのが素晴らしいな、より感動することはなかった。
天才の天才たる所以を描こうとすると影の部分が描けず、私生活の方だけ描くとその悩みが陳腐になる。難しいバランスですね