このレビューはネタバレを含みます
職場やパーティーで気を配り、テンポ良くしゃべり、ボディタッチが多い、頭の回転とユーモアもある
人の目を観て話すし、話を聴いてる間も瞳孔を見つめるほど捉えている
相手が話し終わる頃にはもう口角は動き始めてる
そんな社会性として分かりやすいキャラクターの主人公バーンスタイン
内容全く知らなかったので、思ってたより葛藤という面ではバーンスタインというよりは妻フェリシアの話だった
雨月物語ばりに上から撮影移動
モノクロからカラーへ移り変わるのも、窓から眺める妻の背中
45:00
カヴァレリアルスティカーナ間奏曲が始まる所から集中が一旦高まる、そこからのカラーへ切り替え、良かった
赤ちゃんというのは1つの始まりで効果的
55:50
バーンスタインはインタビューで話している
言語化する事で本人である程度整理はついている
問題は外と、家庭、社会とどう渡り歩くか
妻はそうはいかない、外に出せず1人で抱え込まないとならない
1:07:00
1:14:16
夫婦の話し合いの場面ほどカメラは引いて動かない、観察する
監督が俳優であり、バーンスタイン演じてる本人というのもあり
掛け合いを観て欲しいのもあるかもしれない
それにしても絵になる美しい場所でやるので、役者二人には贅沢だと思う
1:08:40
緑が気持ちいい
二人それぞれの顔アップでは正面ぎみに撮る
画角の36mlフィルムスタンダードサイズだと収まりいい
1:51:20
妻の死を意味するカット
カラーへの切り替え場面の窓から外を眺めるフェリシアのカット、まるでそこと繋がり
その眺めてる目線のように家族を写す画
画角が大きく成ってからは「赤」多いなと思ったら、ファーストカットも赤着てるし画角大きい
弾いてる曲は妻の死の場面の曲
3:05
カーテン閉めきっての理由は男が思わぬ所に居てというだけじゃなく、画角もここで小さく切り替えてた
尻を叩くのと演奏が合ってる
ノリノリやん(恐らく子育て奮闘の妻にはしない、恋人だった頃にはしたかもしれないが)
映像、建物、衣装から小物と綺麗だった
自分は全然詳しくない人物なので映画で描かれてない事あるらしいけど
何も期待せず気分で観た映画、好きなキャリー・マリガンが出てるのさえ知らなかっただけに観て当たりだった
とにかく映像、音楽、演技のうち1つ好めばOKな自分には、まとたない3拍子揃った作品に満足
最近ジムで気ままなドラマをスマホで観たりもするが、テレビやスマホでなくて良かった勿体ない
光を浴びたい作品