かふぇおれ

マエストロ:その音楽と愛とのかふぇおれのレビュー・感想・評価

3.8
天才指揮者レナード・バーンスタインとその妻フェリシアの生涯を描いた物語

自分が音楽的な知識と感性が果てしなく貧相な事もあってレナードが如何に凄い指揮者なのか全く分からない分ストーリーはのれない部分もあって勉強不足を痛感。
天才指揮者、作曲家、ヘビースモーカーのヤク中、遊び人、愛妻家、教師と色々な顔を持つレナードの持つ者故の危なっかしさをブラッドリー・クーパーが見事に演じてて良かった。(もはや不安定な天才を演じたら右に出る者はいないのでは)同性愛者でもあるレナードと彼の不貞に遂に我慢の限界が来たフェリシアの夫婦間の愛と憎しみの描き方が解像度高く感じた。それぞれ理想に縛られ、嫉妬やら憎しみがありつつも愛し人間関係のなんと難しいことか……
回想パートの白黒とその後のカラーの使い分けが良かった。タバコの煙が画になる一方でよくムせずに演じれるな〜

監督も俳優もしてピアノも弾いて一体どれだけ多才なんだ
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