バーンスタインは音楽は知っていても、人となりは知らなかった。
ブラッドリー・クーパーは憑依されたかのような熱演。瞳の底から本人になり切っている感じ。
でも前半はやや退屈だった。運も実力もあり陽キャなのが逆に物足りないのかも？
後半は人間ドラマとしてググッと深みが出てくるが、とにかくキャリー・マリガンの演技が素晴らしい。大好きな女優さんだが、この映画では特にじっくり演技を堪能出来た。
ブラッドリー・クーパーもそうだけど、ぼちぼちアカデミー賞取っても良いと思うんだけどなー。
(今年の主演女優賞授賞の際の悲しい出来事、その要因を考えるに、キャリーが受賞してたら起こらなかっただろうにというのもある。)
しかし男性の天才がいて、妻が支えるために耐えたり犠牲になったりする話は辛いな。たとえ愛があったとしても、それって本当に女性から見ても愛なのか？幸せなのか？
