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マエストロ:その音楽と愛とのgockのレビュー・感想・評価

2.5
ブラッドリー・クーパーの監督製作主演作の二作目(今回は脚本も)
舞台女優の妻フェリシア(演:キャリー・マリガン)と夫のバイセクシャルで愛煙家の指揮者レナード・バーンスタイン(演:ブラッドリー・クーパー)と、 の人生を描いた映画
一作目『アリー/スター誕生』同様に「監督ブラッドリー・クーパー自ら演じる問題あるが魅力的な男性主人公と振り回される女性主人公」「愛と音楽がテーマ」などといったところが共通している

クライマックスの長い指揮シーン、本物バーンスタインそっくりになったラスト等は見どころ
それより妻フェリシア役のキャリー・マリガンの熱演が凄くて全シーン良かった
あと夫婦の娘役を演じたマヤ・ホークや、バーンスタインの妹役のサラ・シルヴァーマン(スタンダップ・コメディアン)は大好きなので二人の演技も嬉しかった
……しかし正直、バーンスタイン夫婦の人生をじっくり描いていくのだが、観ていて前半の夫婦の50年代幸せ描写があまりに平坦すぎて興味持てなさすぎて最初の50分を全部観るのに一週間かかった。もう本当に内容に一切興味が持てなさすぎて苦痛で仕方なかった(最初つまらない映画が後から面白くなるのは珍しいので本作は希少な一本)
50分くらい経過して妻が夫の長年の浮気に怒りを爆発させて不仲になったり、後半の闘病生活などは普通に良かった
最初から面白くしとけよと思った、若いカップルの出会いと結婚まで……とか幾らでも盛り上げられるだろうに何でそこがつまらないのか?
真ん中から最後までは普通に良いんですけど、最初が50分もつまらなかったのが尾を引いて感動しきれず
色んな苦難を乗り越えた夫婦が腫瘍が発覚したにも関わらず若い時と同じ用に芝生に背中合わせで座って数字当てゲームしたり、ラストのフェリシアの微笑みとか……普通に良いシーンなので本来ならめちゃ感動そうだったのに。だから惜しかったです
観る人によればめちゃくちゃ感動できる映画かもしれないので御自分で観て確認してみてください

ブログに感想書きました
https://gock221b.hatenablog.com/entry/2024/05/07/202139
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