山下耕作監督の爽快？作。
やば。大チャンバラ合戦の様相漂うラスト約20分のたっぷりの大喧嘩。走って走って走りまくって斬り合って散っていく。内田吐夢監督の『宮本武蔵 一乗寺の決斗』とはまた違った衝撃度。泥々。息切れが凄い。大喧嘩前の静けさも好き。これを見るための映画と言っても良さそう。
3年姿をくらましている間に十朱幸代を寝取られる大川橋蔵。まだこの頃は入江若葉や河原崎長一郎といった毎度お馴染みの面々以外の役者がいるのも嬉しい。
水車バックの会話が印象的。黒バックの演出もいい。
脚本に鈴木則文と中島貞夫が名を連ねているのも自分好み。
