らんらん

大喧嘩(でいり)のらんらんのレビュー・感想・評価

大喧嘩(でいり)(1964年製作の映画)
3.5
ヤクザの大川橋蔵はなんかわかんないけど3年間の修行の旅に出てて、ようやく帰ってきたんですが
兄弟分は岡っ引きに転向してるし、恋人(十朱幸代)は寝取られてるし
親分(加藤嘉)はヨボヨボだし、なんか組自体も弱体化してる上に揉めてるみたいで
遠藤辰雄とか金子信雄なんかの親分がシマを狙ってるし
得体の知れないチンピラ丹波哲郎が何かと事を荒立てるし、、、ってことで組同士の大喧嘩(でいり)はもう避けられない!ってお話

タイトルにあるようにクライマックスの大喧嘩が凄まじい
20分近く大勢でひたすら殺しあう、最後に残るのは1人です
まー、リアリティでいうとなんでこんな事に?って思います
組同士の抗争でいくらなんでも全滅するまで戦わないでしょ、体力もだけど気力も続かないよ
抗争の理由はシマを守るため、シマを奪うためだよ?
そんなんで全員が一人残らず殺しあう?お互いシマどころか組自体が潰れるじゃんね
まあ、やくざなんでばかなんでそんな終わりもいいんでしょうけどー

でもクライマックスの迫力はほんとすごくてその点は評価出来ます
不満点は上述のようにその理由が弱いのと、それに至るまでの1時間くらいが退屈って点
なんかダラダラと揉めてて、くだらない三角関係みたいなやってて、うーーん

なんか感想書いていくとディスりばかりになっちゃう不思議
ヒロイン十朱幸代もいまいちだし、丹波哲郎はよくわからないし、入江若葉は相変わらず地味で顔覚えられないし
出演者で特筆なのは金子信雄の禍々しさ、イメージにない凶悪な顔つきが印象に残るくらい
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