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ニモーナのayukoのネタバレレビュー・内容・結末

ニモーナ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2024アカデミー賞ノミネート作!

騎士を目指すバリスターは、女王殺しの濡れ衣を着せられる。汚名をはらしたいバリスターは、様々な生物に変身する少女ニモーナと出会う、というお話。

全体ストーリーは良く出来てました! 中世だけど近未来、な世界観も楽しいし、ニモーナのキャラが良く、動物に次々変わるシーンは楽しい!

バリスターはイスラム系でしょうか。孤児で非白人のゲイでマイノリティてんこ盛りキャラですねw いいんだけど、なんか最近のディズニー味は感じないでもない。

この作品、そもそも20世紀フォックスのアニメスタジオが制作中にディズニーにフォックスが買収され、アニメスタジオが解散になってしまい、宙に浮いてしまったこの作品をNetflixに拾った、という経緯だったそうです。

蓋を開けたら大評判、ディズニー渾身の「ウィッシュ」を押し除けてノミネート入り、とは皮肉な気もした。

しかし、今年のアニメ賞は駿いけるかも⁉︎ 予想です。個人的には「スパイダーバース」推しなものの、他の賞も取ってるし、あり得そうな空気を感じます!

個人的には最推しは「タートルズ」だったけど、ノミネートすらされず、今年のアニメ賞、ハイレベルです! この作品も面白かったけど、「タートルズ」の方がやはり好きではありました。

バリスターがそんなに好きになれなかったかなあ。設定はてんこ盛りだけど、キャラクターは普通で、ニモーナがバリスターを好きになる理由が無い気がしました。憎まれてる仲間同士ってことですかね。バディものだから、そこはもっとしっかりきっかけになる話があっても良かったな。

ニモーナが何で変身出来るのかは謎なまま、なのね、とか、壁設定は必要だった?とかは気になりました。教育的メッセージもちょっと詰め込み過ぎに感じたかも。

ニモーナの声にクロエグレースモレッツ。そういえば、ニモーナ大暴れシーンでかかっていたのは「キックアス」の曲ですね!良き!

ラストのハッピーエンドを思わせる切れ味も良く、やはり一定レベルの良作ではありました!
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