あおい

ニモーナのあおいのネタバレレビュー・内容・結末

ニモーナ(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とっても分かりやすく画もずっと楽しくアクションもニモーナが次々に変身するからずっとわくわくする。

人間だけど動物や他人にも変身できるニモーナがやっと自分と対話してくれる人間が現れた矢先、周りの大人達に自分の持つ人と違う特徴で怖がられ、勝手に敵に認定された。そんなニモーナは国中に嫌われたバリスターにシンパシーを感じた。

この2人が少しずつ互いを信頼し委ねあっていく関係がとても良かった。
途中の車で召使いを誘拐する流れはあまりにもスムーズで曲も良いしこの映画のハイライト。2人の良さが出まくってた。

聞き覚えあるかもと思ったニモーナの声はクロエちゃん!高音低音緩急全て縦横無尽に声を操りニモーナの掴み所が無く自由に生きる感じが見事に表現されてた。

バクスターがアンブローシャスと幸せに過ごす未来がしっかりあって良かった。同性愛の人が一緒に街で手を繋いで日常を過ごす描写ももちろんある。子供から大人まで皆全員を巻き込めるほどに素晴らしいパワーを持った映画だった。

ニモーナが変身できるという事に脅威を勝手に感じる、異性愛以外には異議を唱える。両方とも本人達以外の他者が勝手に恐れたり、変だと判断する。それはおかしいんじゃないの、と問いかけられている気がする。
あおい

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