まえじま

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男のまえじまのレビュー・感想・評価

3.5
2024年20本目。

もう黒人活動家の伝記映画は出尽くした感が…

ワシントンでの史上最大の平和デモを先導したワイヤード・ラスティンのお話。

アカデミー主演男優賞ノミネートのコールマン・ドミンゴが表現する複雑な男は良かったが、伝記映画を作るほどか?っていうぐらいあまりインパクトがない。当時の人、そして黒人の間ではヒーローなのかもしれないが、やっぱり映画一本を作るにはエピソードが少ない。ゲイで黒人というその当時では稀有な存在というのは分かるのだが。

黒人活動家の間でも軋轢が起こり、クリス・ロック演じる全米黒人地位向上協会の会長やジェフリー・ライト演じる下院議員の反発を押し退いて突き進む様は良かったが、いつの間にか仲直りしてて何も心が動かなかった。

そろそろアジアの活動家でもいいんじゃないかハリウッド?
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