クリーム

ホーリー・トイレットのクリームのレビュー・感想・評価

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)
3.2
臭い·汚い·痛い·絶体絶命。なのにあんまり画面越しに伝わって来ない。せっかくの設定が勿体なく思えた。やっぱり、汚物の色って大事だと思う。これは、黒っぽい。もう少し黄土色っぽい方が伝わらない?私だけかな?展開は悪くないので、飽きずに観れたけどパッとしない。主人公が魅力的じゃなかったのも要因だと思う。

フランクが目を覚ますと仮設トイレの中だった。しかしトイレは転倒していて、右腕には鉄筋が刺さっており動けない。何故こうなったのか思い出せず、外から聞こえる情報で、あと34分でこの辺りが爆破されると知る。カウントダウンが迫る中、脱出劇が始まるのだった。



ネタバレ↓



狭い仮設トイレが舞台のワンシチュエーションスリラー。
外から聞こえる情報で状況を把握し、スマホやトイレ内に落ちていた道具を駆使して、助けを呼ぼうとするフランク。都合の良い道具が沢山落ちています。ハンマーまで…。グロめの腕の傷が動く度に痛そうに出血します。糞尿まみれ&血だらけで、必死に脱出を試みるフランクですが、信じていた友人のホルストが陥れた罠でした。
爆破解体は絶滅危惧種のフクロウの住処を奪う自然破壊行為で、裁判所命令で建設は中止となったのだが、ホルストはそれを無視し爆破を強行し、日本人に売り付けようとしていた。彼は、環境保護協会のグリュンを拘束し、フランクを仮設トイレに閉じ込めた。起爆装置の不具合を見に来たボブがフランクを助けようとすると、ボブをスコップで殴り、爆破を強行しボブは死亡。爆風の影響で、スマホが手の取れる位置に移動し、フランクは警察と恋人のマリーに連絡した。また爆破の影響で鉄筋の先端が見えたので、石鹸をつけ、ドラッグを煽り、腕を抜いたフランク。マリーも駆けつけるが、再びピンチに。切れた導火線をくっつけダイナマイトを爆破。ホルストは爆破によって崩れた建物の下敷きになった。
フランクとマリーは無事だった。

冒頭にも書いた通り、好みの問題でイマイチ乗れませんでした。汚物映画の汚物のヴィジュアルが大事な事に気がついた。テンポは良いので、好きな人は好きだと思う。
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