よっしー

ホーリー・トイレットのよっしーのレビュー・感想・評価

ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)
3.2
フランクは気絶から目覚めるとそこは横転した仮設トイレの中で、強く頭を打ったためにどうしてこうなったかの記憶が曖昧で、さらに右腕が長い鉄筋に貫かれていることで、脱出するどころか大きく動くことも不可能な状態。しかも聞こえてくる演説によると、自分のいる場所が約30分後には爆発するという超危機的状況と知る。果たして爆発までに、脱出もしくは、助けを呼ぶことが出来るのか、、というワンシチュエーション映画。

最初から最後までトイレ内からのカメラ視点を貫いているため全体像が分からないながらも、音や声とトイレの隙間から見える範囲の景色、荷物にあった写真などをきっかけに、フランクが時々思い出すことで状況の全容が少しずつ明らかになっていく仕組みなのだが、小出しの量がちょうど良くテンポも良かった。
映像越しに伝わってくる汚さと臭さを我慢できるのであれば面白い作品だと思う。
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