予備知識なく鑑賞。
単純に表現してよいのかわからないが面白かった。
潜水艦、特に原子力潜水艦というものの特異な位置付け。潜行し浮上し戦う以前に水中空間を支配できる。海底地形の利用。
何やらでかい器の海江田、熱さよりイケメン度に驚いてしまう深町。ともに艦長としては超優秀。水中の戦い方はチェスのようでもあり、読みと経験がものを言う。
ほかに潜水艦クルーで興味深かったのが音を聴き分ける担当がいること。普通こうした映画は山場を音楽で盛り上げたりキャストが叫んだりして興醒めするが、この作品では敵味方?全員で耳を澄ます艦内の緊張感、そこからの外の映像というリズムがよかった。耳担当のキャスティングはどちらもよい味。
当然、潜水艦ならではの事故もありトラウマもある。スポーツのようにこの話を捉えてはいけないと思うが、映画としてなかなか面白かった（原作未読です）
心配なのはこのストーリーの着地点。もし続編があるならそれも興味あり。
