大切なものは、いつも静けさの中にある。
言葉にされないもの、できないものたちが、確かな形をとらないまま心のうちに沈んでいく。言葉は浮きでもあると同時に枷でもあって、時にはその深さに手が届かない。
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『コット、はじまりの夏』
毒親を持つ9歳のコットが、子どものいない親戚の夫婦にひと夏の間預けられる。
のどかなアイルランドの田舎町を舞台に淡々と描かれる日常生活の中、夫婦からの愛情を受けて徐々に…
映像も物語も
とっっても素晴らしかったです。
やさしさっていろいろあるんだなって思いました。
最後の井戸のシーンはヒヤヒヤでで顔が引き攣りました。
来年も再来年も、夏が近づいたときに見たいなって思…
5/21
「コット、はじまりの夏」
劇場に行くつもりだったのに見そびれてしまった作品。
ポスタービジュアルのシーンはここだったのか、と気づいた瞬間にもうどうしようもなく泣いてしまうやつでした。
で…
少しの頭痛で
泣いてしまった
いつだって
誰も居ないところで
一人分
広げた沈黙は
うるさい
そろそろだろう
知っている
だから
もう何も言わないで
並んだ影の中から
ちゃんと選ぶ
きっと帰る
…
おばさん優しい。子供は親からの愛情がかけると大人の言動にビクビクしながら生きちゃう事になるのかな。自然の情景が美しくて癒されるし、親戚の家に来てからはコットが生き生きしてた。最後のパパと呼ぶシーンに…
>>続きを読むとにかく光が美しい映画だった。ポストまでの並木道、木漏れ日、夕日の柔らかさ。言葉は少なくても心が通っていく様子が丁寧に描かれていてその余白がいい。ラストにコットがつぶやく「パパ」という言葉。1回目と…
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