Godfather

コット、はじまりの夏のGodfatherのレビュー・感想・評価

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)
4.2
コットってドイツかどこかへ預けられる設定なんだっけ?と思ってしまうくらいまったくわからない言葉だと思ったらこれがアイルランド語なのか。がっつりアイルランド語の映画って初めて観たかも。

冒頭のコットの家や学校がなんだか殺伐した雰囲気だし、叔母の家に預けられてからもずっとコットの視点で描かれてるので、なんというか、コットの不安や心の変化みたいなものにすっかり同調できた。

KBCシネマの館内は意外とお客が多く、「スクリーンを見上げる感じになりますけどいいですか」と言われながらもかなり前の方の席で観たのだが、そのせいもあってか映像への没入感もあってよかった。そういえばこの映画はスタンダードサイズで撮られている。縦の構図を見せたかったのだろか。

コットが無口であまり喋らないながらも、内面が伝わってくるのがすごいよね。ポスターにも描かれた走る場面もいいし、そしてなにより最後のオチがいい。上映してるうちにもう1回観たいかも。
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