とても自然音が多くて余白たっぷりで、特別なことが何個も起こるような話じゃないからこその、ゆったり時間が流れていく様、その中でゆっくり少しづつ心開いているコット達。3人の時間が当たり前にずっと「沈黙」と共にでも続いて欲しいと思う映画だった。
コットの最後の一言、一単語に、
コットが言いたかったことの全てが詰まってそうで、言えたねよかったね、、の少しの嬉しさと、寂しさが涙と一緒に溢れた。
「始まりの夏」がコットに降りかかる問題の根本的解決にはなってないから、この先のコットが心配すぎる。
それに、もしあの一言が普通に言える環境に育っていたのだとしたら、コットは何を言うんだろう。