コットは走る、、、。
アイルランドの田舎。夏休みに親戚の家に預けられた少女、コット。
彼女は、親戚夫婦とのひと夏に、人としての暮らしや営み、そして人の優しさと哀しみを学び成長する。
静かな自然の風景も、耳を澄ませば、小鳥の囀りや小川のせせらぎの音が聴こえてくるように、あまり話さないコットに親戚夫婦の様に、ちゃんと向き合ってあげれば、心の声が聴こえてくるはず。
子供は親を選べばない。
これが時にはアンマッチを生じてしまう。そんな時は、やはり立場の弱い子供に皺寄せが行ってしまう^^; 擬似家族を描いた様々な映画を観て感じることですが、この作品もそんな一作。繊細に描かれていて心を揺さぶられます。
無心で走る彼女の姿に、涙が溢れてきました。