素晴らしい映画。
台詞での説明を極力抑え、環境音がとても心地良く響く。
最初と最後でコットの置かれている環境は、ほとんど変わらない、それでも彼女は、親戚夫婦の家で過ごした経験から確実に成長していて自分自身の意思で走り出す。
副題の「はじまりの夏」の通り彼女の物語は、これからはじまるのであり、ようやくスタート地点に立ったところなのかもしれない。そして、その物語が希望にあふれる物語になることを願うのと同時にその後の彼女を観てみたくなってしまいました。寡黙なコットを演じたキャサリン・クリンチの瞳の美しさと走るシーンがとても印象的だったのもその要因に一役買っているのかもしれません。
そして、環境音での葉擦れの音の心地良さときたら👍
