コット、はじまりの夏のすGOのレビュー・感想・評価

英語を話す父親に連れられ、ゲール語（アイルランド語）を話す親戚の家にやって来たコット。彼女のひと夏の経験は、われわれにケルトの古層を垣間見させてくれたようだった。山の端や、木立の陰に、妖精の姿が見え隠れする自然、地域の固い絆、家族の強い愛。その中で感受性豊かな、足の長い女の子がゆっくりと癒されていくのだ。