「なんと美しい画だろう」と心に残る。
牧草や並木道、窓から見える風景などなど、アングルもこだわって撮られたのか、とても美しい。
静かな赤毛のアンを見ているような印象。
そして、どこにでもいるリンド夫人のようなおしゃべりな近所のおばさん。
ショーンとアイリンがマシューとマリラのように感じてしまう。
コットが少しずつ心を解放し…そして、またショーンとアイリン夫妻も自分たちの過去を癒そうとする。
余白の多い映画で、この会話の先が聞きたいのに、とかこの先を知りたいのに…みたいなところがいくつもある。
これは見終わってから、色々と考え、後からジワジワと気持ちが込み上げてくる映画だと思う。
アイルランドは緯度も高く、コットが寝る時間でもまだ明るいんだなとか、英語ではないんだなとか。（多分アイルランド語？）
ラストが気になるけど、コットに幸せになって欲しい。
