Omizu

赤いスーツケースのOmizuのレビュー・感想・評価

赤いスーツケース(2022年製作の映画)
3.8
【第95回アカデミー賞 短編実写映画賞ノミネート】
ルクセンブルクの作品。監督は短編六作目となるルクセンブルク在住イラン人。

昨年の『Ala kachuu - take and run』の流れを汲んでいる。旧態依然とした慣習に反逆する女性。

ヒジャブを被らなかった女性が殺された事件が記憶に新しい今こそ観るべき作品。人種的偏見、決められた結婚、女性の自由を端正に描き緊迫感ある作品に仕上げている。

出来としては『Ala kachuu』の方が上だと思うけど、イラン人監督によってこらがつくられた意味は大きい。
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