フランス中央部の美しい街、クレールモン＝フェラン。システム・エンジニアのメデリックは、ランニング中に、中年娼婦イザドラに出会い、一目で恋に落ちる。
勇気を出しイザドラに声をかけるメデリックだが…「俺は売春反対だ！が、君を気に入った…無料でSEXしてくれ！」と、とんでもねぇ口説き方をする。
イザドラは既婚者、仕事でSEXはするが浮気はしないとのこと→電話番号を渡し、とりま連絡を待つ→ガン無視されると思いきや、即連絡が来る→8時15分にロテル・ド・フランスで待ち合わせ→約束の時間→秒で開始→しかし、ノリノリになってきた所で…街の中心部でテロ事件が発生。夢のSEXは中断される…。
イザドラの夫がホテルに迎えに来る→取り残されるメデリック→寂しくチェックアウト→パトカーだらけの街、家路を急ぐ→自宅アパート入口で背後からアラブ系青年セリムに声をかけられる→「パン買う金くれ！」→アラブ系…フード被り顔見えず…いかにも怪しい…もしやテロリスト！？→ビビってるのがバレる→「アラブ系だからって疑ってんのか、俺はテロと関係ねぇ！侮辱すんな！」→パン代2ユーロを渡す→「もっとくれ！」→拒否る→セリムは諦め、その場を立ち去る。
テロ事件…テロリストは「アッラーは偉大なり！」と叫び、なたで市民を無差別に襲撃。犯人のうち2人は死亡、1人は自爆ベルトを持ち逃亡中。
事件翌日、テロが起きた広場には、献花に訪れ、祈りを捧げる人々。
が、メデリックは…テロ事件＜イザドラ→イザドラに電話→夫がでる→イザドラに代わるも、あっさり切られる→ロテル・ド・フランスへ→イザドラが次いつ来るかフロントのおっちゃんに尋ねる→「あんましつこくしない方がいいべ…彼女の旦那、嫉妬深いから…揉め事はごめんだよ！」おっちゃん曰く、売春を容認するが嫉妬がやべぇスーパーめんどくせぇ男だとのこと。
雨の中、ランニング→またセリムが現れる→びしょ濡れ→「数時間で出ていくから中に入れてくれ…」→可哀想なので建物の中に入れてしまう→服を貸す→「濡れた服…脱げば？乾かそか？」→拒むセリム→部屋に戻り、ニュースを見る→逃亡犯の写真→「なんか…似てねぇ？」→警察に通報→「犯人らしき男がウチのアパートの階段に…確信はないが…アラブ系の若者で…変なベルトしていて…」→セリムは警察に連行される。
イザドラからの伝言→「明日13時、大聖堂に！」→再会→制御不能な2人は、聖なる場所でSEX→が、位置情報共有アプリでイザドラを監視中の夫に邪魔をされ、またもや中断。
モヤモヤ帰宅→またまたセリム→「釈放された…」→「なんで建物の中に？」→「住人が入れてくれた。トイレ貸してくれ！」→トイレを貸す→ニュース→新事実発覚「驚きの証言です！犯人が叫んだのはアッラーではなくオマーという人の名でした！」→セリムはトイレのついでにシャワーも借りる→シャワー中、セリムの手荷物をチェック→セリム、パソコンも借り、メールチェック→「これでケバブでも買え」金を渡す→セリムは一旦アパートから出て行く。
アパートでは誰がセリムを建物に入れたか…住民間で問題になる→テロリストを建物に入れるな派とテロリスト違うべ！数日ならOKっしょ！派で意見が割れる→とりあえず数日後まだ居たら考えようぜということになる→セリムがチェックしていたメールをチェック→テロを誘発するやべぇサイト→動揺→翌日、セリムを尾行→不良に絡まれ、尾行中止。
お人好しのメデリックは階段で寝るセリムを自分の部屋に入れる→就寝→「アッラ～アッラ～」→何事！？目が覚める→リビングで爆発映像に向かい熱心に祈りを捧げるセリムとイスラム教徒たち→「どういうこと！？」→警察に通報→「我が家になぜか過激派イスラム教徒がいる！」→しかし通報しまくったせいで信用されず→証拠写真を撮る→バレる→メデリックは過激派イスラム教徒たちに担がれベランダから放り投げられたところで…悪夢から目覚める 。
その後も、メデリックはイザドラとSEXを試みるが、ことごとく邪魔をされる。
嫉妬に狂ったDV夫、恋は複雑な五角、六角関係…そして新たなトラブルにも巻き込まれ、事態はぐちゃぐちゃに…メデリックは…。
オチが… 笑
この監督、スゲェな。
ハッテン場殺人事件「湖の見知らぬ男」は不気味な話だったが…この作品は、コミカルで超カオスな話でした。
お人好しが災いし、振り回されまくる哀れな主人公 …発想の斜め上いくオモロい映画でした。
