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アダマン号に乗ってのtatenoのレビュー・感想・評価

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)
3.5
被写体を踏み台にして、事実をカッコに入れ、文脈を解体し、事象を恣意的に編集するような仕草は一切見受けられなかった。普通さと退屈さをラフに柔らかく切り取ったドキュメンタリー。ニコラ・フィリベールの語り口はいつも誠実。

“形式的な事務に追われて個を軽んじる世界にまだ屈していない場所が存在する。人間と言葉の想像力を生き生きと保つ場所だ。これから先も?”
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