今年20本目の映画。
バレンタインデー、最後の一席をギリギリゲット。
思っていたより前半の展開が早く、衝突からがかなり長かった。
男性側が犠牲になってヒロインが助かってめでたしという話は大量に存在する。この映画では最後は確かにそういう終わり方かもしれないが、一見エゴにも思える生きたいという強い思いはジャックにも見られて、主演2人の若さがまぶしく映った。
2人がshut up!と叫ぶところがかなり好き。
登場するデッサンは監督本人が描いたものだと知り驚き。しかし80年以上も海の中にあった木炭デッサンがあれほど美しく保存されているということはあり得るのだろうか・・・
パニック映画としても恋愛映画としてもすばらしく、非情な現実に目を背けることなく描かれていた。
とにかく映画館で観ることに大きな価値のある作品だった。
メモ
冒頭(1996年の場面)、船をSheを使って呼んでいる。英語で船に対してSheを用いるのは2002年以降ほとんど廃れ、以降中性としてitが用いられる。