このレビューはネタバレを含みます
湿っぽくて過去を引きずる恋愛重視な男と、キャリア志向で恋愛にあまり興味がない打算的なサバサバ女。
男がそんな初恋の彼女にフラれる物語。
物語の終盤、男はついにノラに会いにNYにやって来る。
あの手この手で彼女を感傷的な気分にさせて自分に振り向かせようと試みる。
でも彼女はまったくなびかない。
男の気持ちが伝わってきて、めちゃくちゃ切なかった。
それと、最後の最後に2人が向き合ってから車が出発するまでの展開がすごくよかった。
終始目が潤んでる男に比べて、ノラが涙を見せたのは最後の一瞬だけ。
あの時だけ12歳の時の女の子に戻ったんだね。
鑑賞中はそんなに感情が揺さぶられることはなかったけど、今こうやって振り返ってみると印象に残ったシーンが多くて、良い鑑賞体験ができました。