パスト ライブス／再会のはむのレビュー・感想・評価

24年振りに再会した二人の間にある埋めることのできない大きな空白。その空白に収まりきらない様々な感情がラストシーンの静かな2分間に詰まっていた。
NYの街を歩き、語らい、見つめ合い、そうして出した二人の選択は、まるでロードムービーのような味わい。すごく好き。

子供の頃に交わす｢さよなら｣には｢また会える｣という希望を感じるけど、大人になって交わす｢またね｣は｢さよなら｣が含まれている気がして胸が締めつけられました。
途中ノラが語る｢たどり着いた場所が自分の居場所｣という台詞が心に残りました。