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パスト ライブス/再会のbwのネタバレレビュー・内容・結末

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

幼少期はお互いがスキでそれを認めて、大人になった女性はそれを幼少期の初恋として愛おしんでる。
ただ、残された方は彼女がいない穴の空いた普通の生活をしていて、未練があったりするのは自然な事なんじゃないかな。

自分に会いたい、探して見つけてくれた''労力をかけてくれた''人間がこの世にいる。じゃあ会ってキスして体の関係があるのかとか、浮気なの?悪いこと?等のジャッチが切り込めないのは人間愛として痛々しいまでに丁寧にが描かれていたからだと思う。
そう思えたのは男側から夫に「これもIn-Yunだね」と言ったから。オレンジライトの光る暖かなバーでの端で、世界の裏側からわざわざ来たのは3人が結ばれていたからだと。

ラストのシーン主人公が泣いたのは、
今度は自分が送る側になって、何も間違ってなくて、NYに居て 夫を愛していて、仕事が大好きで 自分に根を張る確かな選択肢が 「彼にはもう会えない」と言っているから。男女だったから?選択を捨てればよかった?という答えのない問いを生きていくんだと思う。
それでも映画は本当に美しかった!
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