縁や運命を意味する韓国語「イニョン」のお話。
ジワジワきてる。
思い出すのは、ラストの見つめ合う音のないワンカット。
話さないの？まさかキスするの？ハグするの？て。妙な緊張感。
大人になってからの幼馴染との異国での再会は、韓ドラキラキラテイスト満載かと思いきや、それほどドラマティックではなくて、背負うものがある人とそれを気遣う人のそこはかとなく本心が見え隠れする。
表情と会話は大人な静かな対応。
それ故に最後彼を見送ってからの彼女の溢れ出す感情が切ない。
きっと彼も彼女も、現世では終わらせるための再会だったんだな。
「次(来世)で会おう」けじめの言葉、泣けてくる。
でも
彼女が外国に行っても行かなくても、
12年間彼が彼女を探して見つかっても見つからなくても、
そして、結ばれても結ばれなくても、
2人の関係は「イニョン」なんだ、きっと。
それは彼女との馴れ初めを卑下した旦那の方も同じ。
みんな出逢えればそれはやっぱり「イニョン」…なんだ、と思う。
