なんだそれ！と言えばそれまでだし、みんな異邦人な奴だらけで中途半端だな！と言えばそれまで。
でも最後の2ショット！この2ショットは凄い。「重力」で気持ちを表現する。ここ最近で観た中で最も驚くべきショット。
びっくりしたのは日本映画が御家芸としてきた「精緻・丁寧・縦のライン」の撮影をサラッとやってしまうハリウッドの凄さ。ゆったりカメラだけが動き続けるのは「時」の表現か。それに応えるカメラオペレーターとフォーカスプラーの腕は全盛期日本並みに上手い。何故か思い出すロングバケーション。あれも「早くくっつけよ！」的な話だったし…望遠の使い方に2000年以前を感じるんだよな…
精緻な日本人の映画と違うのは圧倒的にラストのあのショット。全てを崩しにきてる。でもその崩しがあったからこそ得られたあのショット。映画は難しい。
