このレビューはネタバレを含みます
「初恋の人と何十年ぶりに再会する」という、すごく甘酸っぱくてロマンチックな設定なんだけど、そのフラグを無慈悲に折ってくるとても切ない映画。
ヘソンがただ片思いしてるだけかと思ったら、お別れした後にノラが堪え切れずに号泣していて、「恋人の道を選ぼうとしなかった側も相手に特別な想いを抱いていた」という描き方は新鮮だった。ただ、余計切なくもあった。
終盤の主人公二人のやり取りでは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を思い出して、「この二人が恋人として結ばれる世界線もどこかにあるのかな」と考えてしまった。
「モントーク」っていうワードが出てきた瞬間にもう「エターナル・サンシャイン」が思い浮かんでたんだけど、まさか登場人物自身も言及するうえに映画本編を観賞するシーンまで出てくるとは思わないじゃんwww